【ひと枝】トウゲシバ(峠芝)<ヒカゲノカズラ科>

ひと枝_NEW

低地から山地のやや湿った林床に生育する常緑性のシダ植物。日本全土に分布し、高さは10~20㌢。茎は根元からやや斜めに伸び上部で分岐し直立する。葉は深緑でやや光沢があり長さは1~2㌢の長楕円形。縁には粗い鋸歯があり、茎の周りにらせん状に密生して付く。秋から冬の初めにかけて胞子の袋を葉脈に多数付け胞子をとばし、また、茎の上部に無性芽(むかご)を付け増殖する。名の由来は峠付近に生える草という意味から。変異が大きく葉の幅によって“ホソバトウゲシバ”等それぞれに名が付けられている。・・・・▼“トウゲシバ”は、スギ・ヒノキの林床でよく眼にするけれど、気をつけて見ないとなかなか視界には治まらない。が、実は優れもの。古くから物忘れを治す民間薬として用いられ、今も健康食品やサプリメントに使用されている。▼今年も残すところあと僅か、国の内外で痛ましい事件が後を絶たない。雪に埋もれても元気に青々とした姿を保つ“トウゲシバ”、その姿に勇気を貰い受けたような、そんな気がした。
―2015・11・22 湯来町多田の間伐部会にて―

原田 澄

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