【今月のひと枝】ミヤマシキミ(深山蜜)<ミカン科・ミヤマシキミ属>

ひと枝

高さ1㍍程度の常緑の小低木。本州(福島県以南)四国、九州に自生する。葉の長さは6~13㌢、幅は2~4㌢。厚い皮質で表面に光沢がある。葉をちぎると柑橘系の良い香りがする。雌雄異株で、春にたくさんの白い小花を咲かせ、晩秋には赤い実を付ける。近似種に、幹の基部が地を這う“ツルシキミ”があるが、樹高と葉が小さい意外はほぼ同じ。どちらも有毒樹木。名の由来は、葉が“シキミ”に似て山地に生える事から・・▼小雨に煙る湯来での間伐、尾根筋にひっそりと若い実を付けていた「ミヤマシキミ」。アルカロイドの毒を持つが、頭痛やめまいなどの民間薬として利用された経緯を持つ。毒も転じれば薬に成る。▼原爆という負の遺産を受け継いだ広島。悲惨な体験を持つが故、平和の尊さを知り、学び伝える使命も担う。被爆70年の節目、今一度襟を正しその思いを広島に生きる者として心に投じたい。緑湛える自然を、平和な社会を未来に引き継ぐために。

―2015・7・19 間伐部会湯来町多田にて―

絵:原田 澄

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