「ゆとりの森」プロジェクトチームに参加して  5班 山田 隆司

昨年度の11月に「"ゆとりの森プロジェクトチーム」を立ち上げ、例会と合わせて平日にも 山の整備を請け負って作業を進めています。どのような森を目指し、その実現のためにはどのような作業が必要とされるのか、参加された山田さんに、里山整備の感想を寄せて頂きました

 

「ゆとりの森」の所有者である沖野さんには大変お世話になっています。この里山林は景観を楽しみ、散策などのレクリエーション、自然体験の場などを目的に30年以上も前から整備を続けておられます。食事や休息ができる場所や五右衛門風呂もあり、それもすべてご自分で作られたそうです。

今回依頼を受けた山は、コナラ等を中心に松などが高木になっており「コバノミツバツツジ」や見事な「ナツツバキ」もたくさんありました。常緑樹は、「ソヨゴ」「アセビ」等があり林内の光を独り占めしていました。

 

沖野さんの思いを受け、見勢井理事長をリーダーとして検討した結果

⓵常緑樹は相当数除伐してもよい。とくに、「ソヨゴ」は雪で斜めになって成長しているのは皆伐する事

⓶将来、散策路になる所の邪魔になる木は切る事

⓷枯れ木、特に松の枯れ木がたくさんあり、これらはすべて切り1.5mくらいにたま切りにし、等高線上に棚積みする事(散策路からは少し離す)

⓸「コナラ」も40〜50年生の大木は切ること、これは薪にするので35cm位にたま切りする

 

以上のような作業指示をリーダーから受けた私達は、作業現場を目の当たりにしてこれは手強いぞと思いました。山の斜面の傾斜がものすごく大きかったからです。里山整備の経験が乏しい私には、チェンソーを持って上がり下りすること事態もう一仕事。滑ったり転んだり服はいつもどろんこ。ベテランは違います、服がまったく汚れていない。これには脱帽です。私は初心者(2015年3月養成講座終了)ですから15cm以内の小径木を中心に切っては棚積みといった作業を繰り返しましたが、いずれも体力のいる大変な作業でした。しかし、里山整備が終わる頃にはきっと美しい景観になると想うと、大変さは報われます。

春には「コバノミツバツツジ」夏には「ナツツバキ」が咲き、みんなに喜んでもらえる見事な憩いの里山になることでしょう。

 

 

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