【ひと枝】ヒイラギモチ(柊黐)<モチノキ科・モチノキ属>

ヒイラギモチ

常緑低木。中国原産で庭木や生け垣、鉢植えにされる。葉は互生に付き固く光沢があり 長さは5~8㌢で、四角から亀甲形の独特の形をしている。堅い刺状の鋸歯が2~3対あるが、老木の葉ほど丸みが出て刺がなくなる。春にはたくさんの白い小花を咲かせ、晩秋には径約1㌢の深紅の実を結ぶ。本種をはじめ、刺のある本属の仲間を一般に「ホーリー」と呼び、たくさんの栽培品種がある。別名“シナヒイラギ”。・・・▼クリスマスの飾りによく使われる“ヒイラギモチ”、湯来での間伐作業場に入る生け垣から、身を乗り出して真っ赤な実を覗かせていた。老木と見えてほとんどの葉が丸い。▼一般の「ヒイラギ」はモクセイ科で、葉も対生に付き実は黒い。また、モチは食べる“餅”では無く“黐”。モチノキ科の植物の皮からは粘着性の高い“鳥黐(とりもち)”が採れる。▼時の経つのは早く、2016年も去りつつある。今年は自然災害が重なった。九州を大地震が襲い、強い台風が東北・北海道を襲った。まだ傷も癒えてはいないだろう。どうか 粘り強く生きる勇気と希望を持って新しい年を迎えられますように。

―2016・11・20 佐伯区湯来町にて―

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