【ひと枝】チカラシバ(力芝)<イネ科・チカラシバ属>

チカラシバ (1)

原っぱや、田畑のまわり、道端など日当たりのよい場所に生える高さ50~80㌢の多年草。日本全土に自生し、花期は8~11月。小穂(しょうすい)の基部に長さ15㌢程の黒紫色のブラシに似た穂を多数つける。葉は長さ30~70㌢、幅4~7㌢の線形で硬く、表面はざらつく。名の由来は、土にしっかりと根を張り株状に力強く生え、引き抜こうとしても容易に引き抜けないほど丈夫であることから。道端に多いことから「ミチシバ」の別名も持つ。・・・▼ヒガンバナが土手を埋め、稲穂が黄金色の絨毯のように輝く。ほのかに漂うキンモクセイの香り、澄んだ青空。いずれも麗らかな秋を彩るすてきな演出家。▼イネ科の沢山の仲間たちもまた一面に穂を付け高く伸ばし、風にそよぐ。▼そんな中でひときわ目に飛び込んでくる「チカラシバ」。大地をしっかりつかみ実に逞しい。花言葉は「信念」。

―2016・9・27 佐伯区湯来町にて―

 

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