ナラガシワ

2013.11ナラガシワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ブナ科・コナラ属>

落葉高木。本州(秋田、岩手以南)、四国、九州に分布。
日当たりのいい山林に生え高さは最大で25㍍、径90㌢にもなる。
葉は互生で、枝先に集まって輪生(りんせい)状に付き、長さ10~30、幅4~12㌢。
また、やや革質で大ぶりな鋸歯を持ち“ミズナラ”に形が似るが、葉柄が長いので識別しやすい。
ドングリは、春に花が咲きその年に実る1年生で長さ2㌢ほどの細長いたまご型。
名の由来は“コナラ”にも“カシワ”にも似ていることから。
葉の裏に毛がないため緑色に見えるものは“アオナラガシワ”。器具材や薪炭材に用いる。

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▼ブナ科の木は日本の野山に22種類ほどあるという。
実(み)は“コナラ”葉は“カシワ”に似ている“ナラガシワ”意識して目を向けると
そこここに生えていた。

▼実りの秋は植物の大仕事の時、種や実を様々な工夫や仕掛けを凝らして旅立たせ、子孫を残す。
鳥や動物たちもまた生命を繋ぎ育む。
お互いを必要とし支えあう、自然界の大きな愛のサイクルを見る思い。

▼紅葉前線が山から里に下り、「山粧(やまよそお)う」季節をむかえはじめた。
彩られた風情、生命の営み、さまざまな表情を見せる季節。秋は驚きと感動に満ちている。

 

-2013・10・28 佐伯区湯来町にて―

 

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