サルナシ

2013.10サルナシ

 

 

 

 

 

 

 

<マタタビ科・マタタビ属>

つる性落葉樹。北海道、本州、四国、九州に分布。
山地の林内や林縁に多く見られる。最大で幹の太さは径15㌢、長さは30㍍にもなる。
葉は長さ6~10㌢、幅4~7㌢の楕円形で赤みを帯びた長い葉柄を持つ。
葉の縁にはトゲ状の鋸歯があり葉の質は厚い。花は5~7月、ウメに似た白い花を下向きに付ける。
実は2~2・5㌢の緑黄色で10~11月に熟し大変美味。香りがよく、生食や果実酒にも。
蔓は腐りにくく丈夫で、徳島の「祖谷のかずら橋」には“サルナシ”の蔓が使われている。
別名、コクワ、シラクチズル。名の由来は、山の果実で一番美味しく、猿が好んで食べる事から。

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▼間伐部会の楽しみの一つは、植物との出合い。
この度の現場は様々な蔓が繁茂、蔓が絡み伐倒に苦労するが、どちらも必死。

▼実をたわわに付けた“マタタビ”や“サルナシ”。
初めて見た“クロタキカズラ”はクコによく似た真っ赤な実が目をひいた。

▼里では、所狭しと競ったように咲き誇る深紅の“ヒガンバナ”、
黄金色の“稲”、心地よさそうにゆれて輝く“ススキ”。
初秋を美しく彩る姿からは、爽やかな風が見えるようだ。自然の恵みに感謝。

 

―2013・9・26 佐伯区湯来町にて―

 

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